ぎっくり腰

ぎっくり腰とは急性腰痛ともいい、腰部になんらかの負荷がかかることで起きる腰痛の症状です。
ぎっくり腰の原因としては、普段から腰痛や肩こりがある方や、仕事やスポーツ・作業等で腰に多く負荷がかかる状態の方、疲れや回復力が低下している等コンディションが悪くなった際に、チョットした動作で腰に急激な痛みが発生する症状です。

症状としては安静にしていると痛みはさほど出ることはないですが、動き出し時や立ったり座ったりの動作や、寝たり起きたりするときに腰部に激痛が起きます。

くしゃみや・咳をすると、差し込むような痛みが走ったり、家の中を歩くのにこんなにつらいかと感じるので、トイレに行く際は早めの行動を心がけましょう！

病院や医療機関では激しい痛みがあっても、レントゲンや検査で異常がみられないため、非特異性の急性腰痛とされます。
一時的にでる激しい痛みですが、時間の経過と安静にすることで解消されるため、コルセット・湿布・痛み止めの処置となります。
初めてなる方には、こんなにつらいのに何もしてくれないのかと、不安になる方も多くおられます。あくまでも痛みは強いが、骨には異常がないためそのまま我慢しながら帰宅します。

とは言うものの、急な激痛で動けない状況も仕事や家事に支障が出たり、無理やり動けば良くなる物でもないですし、かえって悪化や良くなるまでの期間も長引いてしまい、他の筋肉や関節の負荷をかけて二次的な問題も発生します。ぎっくり腰を繰り返せば特異性の腰痛となり、椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄・坐骨神経痛へと移行しやすくなってきます。

「先生またやちゃったよ！」とギックリ腰を繰り返す方が多く来院されますが、痛みが無くなったら治った。のではなく、くれぐれも再発しにくいお体にしていくことが本来の目的です。

当院のぎっくり腰への施術としては炎症がある初期時は、患部周辺と骨盤の調整をおこなうことで大半が楽になっていきます。あとは接骨の処置を行うことと安静が必須になります。

何度も繰り返すのはいつものことだから仕方がない、こんなものだろうと半ば諦めるではなく、そのぎっくり腰の癖が今後器質的な腰痛にならないよう、普段からの負担や使い方を変えて、急なあの激痛からサヨナラをしましょう！

• 無理に動かしても痛みが無くなったりしません。まずは安静にすることが1番です。
• 痛みがある部分に熱感や強い痛みを感じる場合は、冷湿布やアイスノン等でアイシングをしてみて下さい。（＊冷やしすぎによる凍傷は注意してください。）
• コルセットがある方は、着用することで腰が安定しますのでおこなってみてください。きつく締めるとお通じや、息苦しさを感じますので適時調整しましょう。
• よくお風呂に入って温めたり、長風呂をされる方もいますが逆に炎症が強くなりますので、痛みが強い時は入浴を控えシャワーで汗を流すくらいにしておきましょう！

• 当院では予約制となっております。直接来院されても予約の方が優先となってしまいます。お時間まで待合室で長時間お待ちになることや、安静も保てなくなり症状がつらくなりますので、必ずご予約してご来院してください。
• 普段からお使いのコルセットや腰痛ベルト等をお持ちの方は、持参していただけるようにしてください。もしお持ちで無い場合は、当院でも取扱いしておりますのでお持ちでない方はそのまま来院してください。
• 来院時の服装につきましても、当院でご準備はございますがお着替えをする際に痛みが出てしまいますので、予め動きやすい格好で来院してください。